便秘薬の種類

粘膜上皮機能変容薬

《グアニル酸シクラーゼC受容体アゴニスト》

  • リナクロチド(リンゼス®錠0.25㎎):アステラス製薬

【効能・効果】便秘型過敏性腸症候群

【使用上の注意】便秘型過敏性腸症候群治療の基本である食事指導及び生活指導を行ったうえで、症状の改善が得られない患者に対して、本剤の適用を考慮すること。

【用法・用量】通常・成人にはリナクロチドとして0.5㎎を1日1回、食前に経口投与する。

なお、症状により0.25㎎に減量する。


 

《クロライドチャネルアクチベーター》

  • ルビプロストン(アミティーザ®カプセル24μg):スキャンポファーマ

【効能・効果】慢性便秘症(器質的疾患による便秘を除く)

【使用上の注意】薬剤性及び症候性の便秘に対する使用経験はなく、有効性及び安全性は確立されていない。

【用法・用量】通常、成人にはルビプロストンとして1回24μgを1日2回、朝食後及び夕食後に経口投与する。

 

機械性下痢

《塩類下剤》

  • 酸化マグネシウム(細粒83%、200㎎、250㎎、300㎎、330㎎、400㎎、500㎎[ヨシダ]):吉田製薬

【効能・効果】下記疾患における制酸作用と症状の改善

胃・十二指腸潰瘍、胃炎、上部消化管機能異常(神経性食思不振、胃下垂症、胃酸過多症を含む)、便秘症、尿路シュウ酸カルシウム結石の発生予防

【用法・用量】緩下薬として使用する場合、酸化マグネシウムとして、通常成人1日2gを食前または食後の3回に分割経口投与するか、または就寝前に1回投与する。

刺激性下剤

《大腸刺激性下剤》

  • センノシド(プルゼニド®錠12㎎):サンファーマ

【効能・効果】便秘症

【用法・用量】センノシドA・Bとして、通常成人1日1回12-24㎎を就寝前に経口投与する。

高度の便秘には、1回48㎎まで増量することができる。なお、年齢、症状により適宜増減する。


  • センナ・センナジツ(アローゼン®顆粒):ポーラファルマ

【効能・効果】便秘症(ただし、痙攣性便秘は除く)。駆虫剤投与後の下剤。

【用法・用量】通常成人1回0.5~1.0gを1日1~2回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。


整腸剤