家族がCOVID-19感染を疑われた場合の対応

家庭内でご注意いただきたいこと ~8つのポイント~(厚生労働省)より

  1. 部屋を分けましょう
  2. 感染者のお世話はできるだけ限られた方で
  3. マスクをつけましょう
  4. こまめに手を洗いましょう
  5. 換気をしましょう
  6. 手で触れる共有部分を消毒しましょう
  7. 汚れたリネン、衣服を洗濯しましょう
  8. ゴミは密閉して捨てましょう

 

 

対策1、咳エチケットを守りましょう。

 マスクは、咳やくしゃみによる飛沫やそこに含まれるウイルスなどの病原体が飛 び散ることを防ぎます.

  • 咳・くしゃみなどの症状のある人はできる限り、外出を控えましょう. 
  • やむを得ず出かけるときは、正しい方法でマスクを使いましょう.

 咳やくしゃみをする時は、ハンカチやティッシュ等で口と鼻を覆い、他人から顔を そむけ、1メートル以上離れましょう.

  • 使用した紙は、すぐにゴミ箱に捨てて手を洗いましょう.
  • ティッシュがないときは、洋服の袖で口・鼻を覆います.

 咳の症状があるときは、周りの人へうつさないためにマスクを着用しましょう.

 咳をしている人に、マスクの着用をお願いしましょう.

 

対策 2. 手洗いをしましょう!

 自宅に感染症を持ち込まないためには,,,

 外出時は,多くの人が触れた場所を自分も触れている可能性があるため,外出 から戻った後は、流水と石けんで手を洗うか、アルコールで手指を消毒しましょう.

 

 家庭の中での手洗いのタイミング

  • 外出から戻った後
  •  多くの人が触れたと思われる場所を触った時
  •  咳・くしゃみ、鼻をかんだ後
  • 症状のある人の看病、お世話をした後
  • 料理を作る前
  • 食事の前
  • 家族や動物の排泄物を取り扱った後
  • 自分がトイレを利用した後

 外出中も手洗いのタイミングは同様です。洗面台もアルコールもない場合や、小さなこども、手の不自由な高齢者は、アル コールを含んだウエットティッシュで両手をゴシゴシと隅々まで丁寧に拭くのも効 果的です。

 

対策 3. 環境消毒・換気

 咳やくしゃみなどの症状がある人が、手で鼻や口をおさえると,手にウイルスが つきます。

 その手で手すり、テーブル、ドアノブなどに触れることで、ウイルスが 環境表面につきます。 

 そして,他の人がその場所を知らずに触り、自分の口、鼻、 目を触れることで感染することがあります.

 

<環境消毒>

  • 家族がよく触れる場所(部屋のドアノブ・照明のスイッチ・リモコン・トイレのレバー等)
  • を消毒します.
  • 1日1~2回、ドアノブ、テーブル、てすり、スイッチなど、手のよく触れるところを、薄めた漂白剤(0.02%次亜塩素酸ナトリウム水溶液)または,アルコールを含んだティッシュで拭きましょう.
  • ※漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム水溶液)を使用した場合は,拭いた場所がさびるおそれがありますので,消毒後は水拭きしてください.

<換気>

  • 感染症の伝播(うつる)を防ぐためには,部屋のウイルス量を下げるために,部屋の十分な換気を行います.日中は2~3時間ごとに窓や扉を開けるなどして部屋の空気を新鮮に保ちましょう.

<空間>

  • 症状がある家族とは,できる限り部屋を分けましょう.
  • 症状がある家族の部屋は,窓のある換気ができる部屋にします.
  • 症状がある家族本人および同居の人は石鹸と流水でよく手を洗い、同じ部屋などで目安として1~2メートル以内で接するときは、どちらもマスクをしましょう.

《Q&A》

 

Q1、 感染した(疑われる)家族を看病する場合に気をつけることは?

  • 可能であれば、看病を行う人は1人に限定しましょう.
  • 看病をする人をなるべく1人に限定することで、接触のリスクを下げることができます.
  • 看病をするときは、手袋やマスクをつけ、使用したマスクや手袋などはビニル袋にいれて袋を閉じて捨てます.
  • 看病のたびにこまめに手洗いを行います.
  • 看病するひとも毎日2回は体温測定を行い、感染症状が出てこないか十分に気を付けましょう.

Q2、手を洗うときに気をつけることは?

  • 手はこまめに洗います.流水と石けんで洗います.洗った後は、ペーパータオルやティッシュで水をふき取り、しっかり乾燥させます.
  • 家族でタオルを共有することは避けましょう.
  • いつでも手指を消毒できるように、消毒用アルコールを準備しておくとよいです.

Q3、食事の時気をつけることは?

  •  感染の可能性のある人と食事する際は、食器の共用は避けます.
  • 使用後の食器は、消毒液に5分以上浸した後、通常の洗浄を行えば、その後の他の人への使用は可能です.

Q4、衣類・寝具はどうすればよいですか?

  • 共用は避けます.
  • 衣類・布団や枕カバーは、下痢、嘔吐などの体液がついている可能性がある場合は、80°C・10分以上の熱湯消毒をしてから、通常の洗濯を行います.
  • 気になる場合は、他の人の分とは分けて洗濯しましょう.
  • 色落ちが気にならないものであれば、薄めた次亜塩素酸ナトリウム水溶液(0.02%で使用する)も有効です。

Q5、トイレに関して気をつけることは?

  • 感染の可能性のある人が使用した後、ふたがあるトイレの場合は、ウイルスが飛散しないようにふたを閉めて水を流しましょう.
  • トイレ内はよく換気するように心がけましょう.
  • 感染の可能性のある人が使用した後、便器・便座・ドアノブ・照明スイッチ・流水レバーなど手が触れる部分は、消毒液に浸したティッシュや雑巾で拭きます.

Q6、 部屋の換気は必要ですか?

  • 1~2時間に一度、5~10分程度窓を大きく開け、室内の空気を入れ換えます.

Q7、 ゴミを捨てるときに、気をつけることは?

  • 発症した人の唾液や喀痰を拭うのに使用したティッシュや、看護に使用したものを捨てるときは、あらかじめゴミ箱にビニル袋をかけ、そこに入れるようにします.ビニル袋の口を縛り、捨てたティッシュに手が触れないようにしてください.

Q8、  部屋の清掃は?

 

 

  • 手がよく触れるところ、たとえば、テーブル、ドアノブ、トイレなどは、1日1回以上、消毒用アルコールで消毒します.
  • 体液や排泄物による目に見える汚れがある場合は、消毒液(希釈した次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤))に浸した使い捨て出来るキッチンペーパー等などで拭きます.
  • 漂白剤を使用した場合,金属はさびてしまう可能性があるため,消毒薬で拭いたあとに水拭きを行いましょう.消毒用アルコールも効果があります.