マグネシウム代謝と低マグネシウム血症

  • 体内に約25gのMgが存在し50%が骨、45%が軟部組織、細胞外液には1%分布する。
  • 血清Mg濃度の正常値は1.4~2.1mg/dlである。
  • 通常の食事では400mg含まれるが吸収されるのは約100mgである。
  • 腎糸状体で濾過されたMgは、98~99%が再吸収され1~2%が尿中に排泄される。
  • PTH、ADH、アルドステロン、代謝性アルカローシスでは再吸収が亢進する。また高Ca血症、細胞外液量増多やK/P欠乏で再吸収抑制される。

低マグネシウム血症の症状

  • 低Mg血症の症状は非特異的である。食欲不振、筋力低下、テタニーなど。従って積極的に疑わないと見逃しやすい。
  • 入院患者(特に重症患者)でのMg欠乏の頻度は少なくないのでルーチンでのMg測定をおこなうことが望ましい。
  • 難治性不整脈、低Ca血症、低K血症、利尿薬、アルコール多飲、慢性下痢、低栄養などではMg欠乏がおきている可能性がある。
  • 血清Mg濃度が正常でもMg欠乏はありうる